脅迫状と封筒の抹消文字と掻き消し文字の解析・鑑定について 東京高裁に提出した鑑定書の概要は以下の通りです。 |
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●封筒の抹消文字について |
封筒表側の状況 |
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写真1は今回の鑑定のために2001年3月27日に東京高等裁判所にて撮影したものです。 長年の日本刀の鑑定でつちかった技に、最新の科学技術をプラスした鑑定法 「少」・「時」それぞれの部分を45度ずつ回転させ、8方向から写真撮影し、その画像を重ね合わせてコンピューターを使って解析して、判読しました。
齋藤第二鑑定で封筒の「少時」の背景に多数の筆圧痕があることは指摘されていましたが、今回の鑑定では重要な新証拠の文字とそれ以上の筆圧痕を発見しました。 |
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写真 1 |
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写真2 「少」周辺の筆圧痕出現状況 黒実線・・・「少」の痕跡 赤点線・・・筆圧痕(総数31本) 赤実線・・・現れた文字 筆圧痕の判読 筆圧痕より文字を読み取ったところ、赤実線で示すとおり数字の『2』が現れてきました。
この『2』については、他の筆圧痕が介在していないので一連の筆運の中で構成された数字の形態です。筆速、筆勢、上下のバランスをみても自然な流れになっていて、数字であることは明白です。 |
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写真 2 |